まずモバイルWifiルーターを検討
海外でスマートフォンを使うため、まず検討したのは、ありきたり?のモバイルルーターのレンタルでした。
モバイルWifiルーターをレンタルする利点
モバイルWifiルーターを借りる利点は以下になります。
- 電源を入れれば使える
渡航先を指定して借りているため、使えるかどうか悩む必要は当然ありません。 - Wifiが繋がれば良い
Wifiが繋がればインターネットが使用できるので、音楽プレーヤーでもゲーム機でも問題ありません。 - 海外ローミングと併用できる
海外ローミングで、自分の携帯にかかってきた電話に出ることができ、その上でデータのみをモバイルWifiルーターに迂回させることができます。 - 複数人で同時に使用可能
機器を1台借りるだけで複数人で同時に使用ができます。
モバイルWifiルーターをレンタルする欠点
逆にモバイルWifiルーターの欠点?(私の偏見を含みます)は以下になります。
- モバイルWifiルーターのバッテリーを気にしなければならない
スマートフォンの充電だけではなくモバイルWifiルーターのバッテリーも気にしなければならず、1日ツアーで回る際はスマートフォンとモバイルWifiルーター、両方の充電をしなければなりません。 - スマートフォンのバッテリー消費が増える
モバイルWifiルーターに接続するためにスマートフォンのWifiを有効にすると、その分スマートフォンのバッテリーの消費が増えます。 - 電源のオフ・オンが面倒
上のバッテリーとの兼ね合いもありますが、バッテリー持ちを気にするとこまめにオフ・オンしなければならず、面倒です。 - 機器1つ分のスペースが必要
まぁ当然ですが機器1つ、余分に持ち歩かなければなりません。 - 貸出・返却の手間が必要
空港の窓口でレンタルするにしろ、宅配便で受け取り・返送するにしろ、出国前と帰国後に行わなければなりません。 - 落下・故障・紛失した時の処理が大変
自分のスマホであれば、落としたり紛失しても最後は諦めれば良いだけですが、借りたものは返さなければなりません。スリなど外的要因も考えなければならず、色々考えてしまう私には合いそうにありませんでした。 - そして何よりコスト
ヨーロッパは遠いです。なのでせっかく行くからには7日間程旅を楽しみます。そうすると1日約1,500円×7日とすると約1万円になってしまいます。これは日本の携帯代金から考えても高額に感じてしまいます。
モバイルWifiルーターのレンタルを検討した結果
以上の利点・欠点を考慮した結果、私はモバイルWifiルーターはレンタルしない事にしました。
次に海外でプリペイドSIM購入を検討
国内ではNVMOを使用しているので、同じように海外事業者のプリペイドSIMを現地で購入してSIMの入れ替えを行って通信することを検討します。
調べた結果、以下の2つが購入候補にあがりました。
Orange
フランス最大手の携帯会社、Orange(リンク先はWikipedia)です。
39.99ユーロで120分の通話と1GBのデータ通信が使えるようです。
パリに到着した空港のキオスクで売っているとのことで、現地についてすぐに調達が可能です。もちろん街中の店舗でも買えます。
対面販売となり、購入時にパスポートが必要です。
Free
後発の携帯会社、Free(リンク先はWikipedia)です。
29.99ユーロで100GB使えます。しかもフランス国内通話無料!容量単価からすると激安です。
店舗まで行って購入する必要があるため、購入するまでの期間は使えません。
購入は店舗内にある自販機で必要事項を入力するだけで購入できるようなので、事前に調べて行けば買えそうな気がします。
入力する住所によっては、購入不可との情報もあります。
でも海外事業者は。。。
海外で通話する必要は無く、購入にかかる時間と手間、そしていざスマートフォンにセットして繋がらなかった時の解決に多大な労力がかかりそうな為、現地でSIMを購入しないことにしました。
でも次に行く時はブログのネタのため、購入するのもいいかなーとは思ってます。
海外プリペイドSIMを国内で購入を検討
そして最終的にたどり着いたのが、国内で海外事業者のプリペイドSIMを購入することにしました。
最初にOrangeのSIMを探したのですが、Amazonにて登録はあるものの、売り切れ。
ということで色々探した結果、候補は以下になりました。
Three ヨーロッパ周遊
イギリスのThree社のプリペイドSIMです。
データ通信3GB 60日間 世界42カ国で使用可能で2,980円(+送料550円~)です。
注意事項として、テザリングが不可になってます。
今回、テザリングを考えているので、これは候補から外れました。
Vodafone EUROヨーロッパ周遊
イタリアのVodafone(で合ってるのかな?)のプリペイドSIMです。
データ通信1GBで3,980円(+送料550円~)です。
なつかしい!昔使ってました。(日本にVodafoneがあった時、ですが。)
テザリングも可なので候補に入りましたが、容量が少ないですよね…。
Sim2Fly ヨーロッパ周遊 アジア周遊
タイのAIS社のプリペイドSIMです。
4GBで15日間有効、4,180円(+送料550円~)です。
4GBを使い切っても低速(128kbps)で使えるため、安心です。
無駄に使える国が多く、日本も含まれています。
SIMを入れて通信を開始した時がアクティベーション開始となるため、面倒な開通作業は不要です。
テザリングも可だし、容量も4GB!これに決めた!
(実は決めた時は3GBでした。2017年9月から4GBに増量したそうです。)
海外のプリペイドSIMを使う前に確認するべきこと
国内のSIMを使う際、気を付けることはAUか、それ以外か、くらいですが、海外で使用するには以下の点を確認しておかなければなりません。
SIMロックされていないこと
SIMフリーのスマートフォンを使用している場合には問題無いのですが、NTTドコモ、AU、Softbankと言った国内キャリアが発売している携帯電話にはSIMロックと言って、そのキャリア以外のSIMカードを入れても通信できないように制限(ロック)がかけられているものがほとんどです。それはiPhoneでも例外ではありません。
私が使用しているNTTドコモのXperia XZ(SO-01J)も、SIMロックされているスマートフォンになります。このスマートフォンにそのまま海外のプリペイドSIMを入れても使用できないため、SIMロックの解除を行いました。でも中古で買ったスマートフォンなので、キャリアによる通常の解除はできませんでした。
詳しくは以下に書いております。
周波数が対応していること
無線LAN(Wifi)は、世界中どこに行っても(ほぼ)同じ周波数で通信できるため、気にすることはありません。
ですが携帯の電波は、国によって使用している電波の周波数(バンドと呼ばれたりもします)は違います。
国内でさえ、NTTドコモ、AU、Softbankで異なる電波の周波数を使用しています。
そのため、携帯電話も通信できる電波の周波数が機器によって異なります。
当然のことながら、国によっては通信できない場合もあります。
各キャリアのスマートフォンが対応している電波の周波数は、各キャリアがそれぞれ公開しています。
使えるまでの手順がわかっていること
国内のキャリアショップで購入した場合と違い、自分でSIM交換からセットアップまで行う必要があります。
iPhoneですと、SIM交換のためにはピンが必要だったりします。
開通済みのSIMを購入する場合には問題ありませんが、開通方法がわからない場合はSIMカードをスマートフォンにセットしても通信できないことになります。
また、通信プロファイルの設定方法などもあります。
購入したSIMに日本語のマニュアルが添付されているか、またネットに手順が乗っているか、などの情報収集も大切です。
後日、Fly2simをXperia XZで使用した際の設定などに関して記事を書く予定です。
それでは今日も良い旅を。